皆さんストレッチが大事だとか、身体の柔軟性が大事とかなんとなくは理解していると思いますが、実際にどのような効果やメリットがあるのかが分からない方が多いと思います。
股関節の開脚ストレッチのメリットについて
そこで今回は180°開脚が出来ることのメリットや効果を5つお伝えしたいと思います。
まず180°開脚が出来るようになるために必要な筋肉をご紹介します。
お尻の筋肉
太ももの裏側の筋肉
太ももの内側の筋肉
大きく分けて上記の3つ筋肉が重要になります。
ストレッチは怪我の予防に
怪我と聞くと何をイメージしますか?
捻挫や肉離れはよく聞くと思います。
もしかしたら一度はなってしまったことがあるかもしれません。
それは肉離れです。肉離れとは筋肉の繊維が部分的に切れてしまったりすることです。
特に太ももの裏やふくらはぎに起こりやすいです。急な動作や久しぶりの運動で起こしてしまう方が多いです。
開脚が出来ている状態であれば太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)の柔軟性があり、予防に繋がります。
注意して頂きたい点としては、過度なストレッチにより負担をかけてしまい、ストレッチ中に損傷してしまうことも稀にありますので、無理なストレッチはおすすめできません。少し痛気持ち程度で行ってください。
ストレッチを行うと痩せやすい身体に
結論から言いますと、全身の代謝が上がるためです。
柔軟性が得られると、血行改善にもなり腹部の内臓脂肪の減少にも関連があります。
なぜかと言いますと。
お尻の筋肉や太ももの筋肉は全身の中でも大きい筋肉で、大きな動脈や静脈、リンパが近くを通っているため代謝が上がりやすくなります。
股関節の柔軟性によって、動ける幅が広がってくるため、狭い幅の動作に比べると幅の広い動作の方が代謝を上げてくれます。
ダイエットなどに取り組む前に開脚が出来るようになっていれば効果がとても変わってくるので、これをきっかけにやってみましょう。
冷えやむくみ改善
股関節の部分にスカルパ三角というものがあります。
絵にあるようにこのスカルパ三角には大きな動脈・静脈・リンパ・神経が通っています。
この三角形を構成している筋肉の柔軟性がとても大切になります。硬いと動きが制限されてしまう為、下半身への血流が悪くなってしまい、冷えやむくみに繋がってしまいます。
ではどこの筋肉の柔軟性かと言いますと、絵にある長内転筋である太ももの内側になります。
腰痛の改善に
腰痛の原因として多いものは筋肉由来の筋・筋膜性腰痛と言われるものになります。
これは器質的な問題(身体の中での異変)ではなく機能的な問題(身体の動きでの異変)になります。
ではなぜ腰痛に関連するか、、、
一番初めに説明した3つ筋肉覚えていますでしょうか?
この筋肉全て骨盤に付着しています。
骨盤に付着しているため、筋肉が硬くなり骨盤を引っ張ってしまうことで骨盤が傾いたり、捻れたり、と歪みに繋がり腰痛の原因になります。なので開脚が出来ることになるだけで腰痛の改善や緩和に繋がります。
あとは坐骨神経痛という言葉を耳にしたことはありませんか?
お尻の筋肉が硬くなってしまい坐骨神経を圧迫してしまうことによって、痺れや痛みが出てしまいます。
月経痛の改善
子宮は筋肉でなっていて、月経時に経血が排出されます。
その際に子宮が収縮することで経血を排出されますが、子宮が硬くなっていると月経時の痛みが出たり強くなったりします。
痛みを改善するために普段から子宮周辺の血行を良くし、運動不足などにならないようにすると良いです。その為に、最初に説明した3つの筋肉と下腹部周りの腹筋や腸腰筋の柔軟性を確保してあげることが大切になります。
女性の方だと出産時も重要になります。出産時はかなりのダメージを受けます。
股関節が硬い方だと分娩台に乗って脚を開いた際に股関節を痛めてしまう可能性が高いです。
開脚の重要性
上記で説明させて頂いたように様々なメリットや効果があります。
ストレッチで重要な事はやはり継続することです。
なかなか難しいとは思いますが、たくさんのメリットがあるためやらない理由は見つからないですよね?
ご自身のお身体の為に頑張ってストレッチしましょう。
痛みがあってストレッチが出来ないなど、お悩みのある方は小石川にある鍼灸整骨院からだLaboにお気軽に相談してください。
細かい説明やストレッチのやり方をお伝えさせて頂きます。