小石川の鍼灸整骨院からだLaboが足の痛みでお困りの文京区白山の20代女性の例を紹介
長時間の歩行で足の痛み
文京区白山の20代女性が足の痛みで来られました。
どうやら数ヶ月前から足の内くるぶしに辺りに痛みがあるとのことでした。
きっかけは長時間の歩行の後に足の痛みが出始めたようです。
状態を確認すると、図にある舟状骨の部分に圧痛と腫れが見られました。そのため、有痛性外脛骨の疑いがあります。
過去に大きな捻挫をしていて、足底を確認するとアーチの消失(土踏まずがない)も見られました。
有痛性外脛骨とは?
人間の身体は成長の過程で、まずは軟骨の塊ができて、次にその内部が骨化していきます。さらにその過程で近くの骨同士が癒合(くっつく)することがあり、ひとつの骨となることがあります。幼少のころに舟状骨という足の内側の骨が出来上がる過程で、本来1つにまとまるはずの骨が別々に分かれたままになってしまうことで、舟状骨の隣に「外脛骨」ができてしまいます。文献によると5-14%の人に外脛骨があるとされています。
この外脛骨ができること自体は異常ではなく、通常のことです。
しかし、一部の人ではこの外脛骨が痛くなってしまいます。特に女性に多い疾患とも言われています。
後脛骨筋腱が舟状骨に付着する部位にあり、後脛骨筋に力が加わると特に刺激が加わります。過度の運動により外脛骨が過剰な刺激を受けると、外脛骨と舟状骨の間に炎症を生じ、痛みが生じると考えられています。
また捻挫や打撲などの外傷がきっかけで、これまで痛くなかった外脛骨に炎症が起き、「有痛性外脛骨」となることも知られています。
なぜ痛みが出てしまうかについては、患部が腫れたり発赤があることから、炎症が起きていることが考えられます。このような炎症が生じている部位では異常な血管が生じてしまい、神経と一緒になって増え、痛みの原因になることが報告されています。腫れたり赤くなるのも異常な血管ができている証拠と言えます。
有痛性外脛骨の施術について
有痛性外脛骨では、踵が内側に倒れてしまい、土踏まずのアーチが低くなることで足の衝撃緩衝能力が低下していることが見受けられます。これにより、外脛骨へのストレスが大きくなると考えられています。踵の内側(母趾側)を高くして踵が内側へ倒れないようにし、土踏まず(内側縦アーチ)を高くするようなインソールを使用すると衝撃緩衝能力が上がり、症状を軽減するのに有効です。
一度有痛性外脛骨を発症するとなかなか痛みが消失しません。ですから、
特にマラソンランナーの女性で上記のような足の構造をしている方にはオーダーメイドのインソールを使用することをおすすめします。
ただし、効果には個人差がありますので、ご相談ください。
舟状骨に付いている筋肉の柔軟性を良くすることが重要になります。具体的には、すねの内側から後ろ側にかけてマッサージをすることで負担を減らすことができます(後脛骨筋)。
筋肉以外にも重要な部分があります。
足首を正しい位置に戻してあげることです。正しい位置を保つ為の筋肉もありますので、その筋肉に足してのアプローチも行います。
当鍼灸整骨院からだLaboでは、スポーツでの怪我(スポーツ外傷・スポーツ障害)に対する施術を得意としています。
ラジオスティム(高周波温熱療法)や3DEMS、鍼などを行って、柔軟性の回復や筋力の回復を促進させる施術を行い、早期復帰に導くお手伝いをしております。
足の痛みだけでなく、スポーツでの怪我でお困りの方は文京区白山駅からすぐの小石川にある鍼灸整骨院からだLaboにご相談下さい。